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災害に強い家づくりのご提案(その2)~強風による飛来物対策~

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先回の記事で、災害に強い家づくりの第一歩として、過去の災害事例や、必要な住まいの点検箇所についてご紹介しました。
特に最近の台風は猛威を振るうことも多く、大雨や強風による住宅や建物への被害が大きく報道されています。
そこで今回は台風災害で起こりやすく、かつ被害も大きい、飛来物による窓ガラス破損への対策についてご紹介します!

①台風による窓ガラス破損について


台風による住宅への被害の一例として、主に下記が挙げられます。

  • ・強風により屋根瓦や、庭のプランターが飛び、窓ガラスが破損

  • ・大雨で河川が氾濫し、住宅の床上(床下)浸水が発生

  • ・大雨により、家の所々に雨漏りが発生


  • 被害の大きさとしては、大雨で河川が氾濫することによる、住宅の床上(床下)浸水が良く知られますが、
    一番起こり得るのが、強風による飛来物が原因とみられる、窓ガラスの破損などの住宅への被害です。



    出典:出典:気象庁ホームページ「風の強さと吹き方」

    住まいにとって台風が危険なのは、風圧そのものよりも、強風で飛ばされたものがぶつかることです。
    平均風速20m/s以上になると、屋根瓦、屋根葺き材が飛び始めます。
    暴風域の風速は25m/s以上とされ、強い台風では最大風速は33m/s以上、猛烈な台風では54m/s以上にもなります。
    そうなると外装材が広い範囲で破れて飛散するなど、きわめて危険な状態になり、より窓に飛来物が当たるリスクが高まります。



    この写真のように、強風により外から飛来物が飛んできた場合、窓ガラスに当たれば窓が破損するだけでなく、
    「窓ガラスの破片によるケガ」「その後の雨風の吹込みによる室内への被害」など、
    よりお住まいでの生活に甚大な被害が及んでしまう恐れがあります。

    それを防ぐためにも、「窓が割れない対策」「飛来物が窓に当たらない対策」を事前に考えることが大切です!

    ②窓が割れない対策、飛来物が窓に当たらない対策とは?


    台風時に窓ガラスが割れることによる被害を防ぐ方法として、主に下記が挙げられます。



    よく台風時の対策例として紹介される、養生テープを窓に貼る対策や、飛散防止フィルムの貼り付けなどは、
    比較的容易に直ぐ実施できますが、あくまで「窓ガラスの破片が飛び散ることを防止する」ことが主目的であり、
    「窓ガラス自体が割れないようにするものではない」ことは、注意しておく必要があります!

    「お金をかけずに対策を行いたい!」「窓は絶対に割れないようにしたい!」「防犯対策も合わせて行いたい!」など、
    お客様の使用環境や要望に応じて、窓ガラスへ行う対策をお選びいただくのが一番です!

    ③防災シャッターのご提案


    養生テープや飛散防止フィルムによる対策は、容易かつ費用も抑えて実施出来るというメリットはありながらも、
    悩みの種となるのが、「窓ガラス自体が割れることは防げない」ということ。

    飛来物が当たって窓ガラスの破片が飛散しなかったとしても、窓ガラス自体が割れてしまうと、
    「窓ガラスの交換に多額の費用がかかる」だけではなく、「外部から侵入しやすくなり、防犯上問題になる」

    という懸念点が考えられることも事実です。

    そこで建物への被害を防ぐ、そして防犯対策も欠かせないという中で、最近注目を集めつつあるのが、「耐風シャッター」です!
    昔は「雨戸」が窓への飛来物対策としてよく用いられてきましたが、近年のデザイン性の高まりを受け、
    現在では、耐風シャッター・網戸のいずれかを選ばれた中の約95%の方が、この耐風シャッターを選ばれているとの調査結果も。

    この耐風シャッターが持つ特徴、メリットをまとめると、下記のようになります。

     










    シャッターを閉めることで、室内に入り込む騒音をやわらげる
    ことが可能に。ある試算によれば、シャッターをすることで、
    外部の音を約30dB低減するとの結果も。

    出典:YKK AP㈱

     

    夏の暑い日、直射日光が部屋の中に入ってしまうような時でも、
    シャッターを閉めることで、遮熱効果が期待。
    外からの熱を抑えることで、光熱費削減も実現。
    出典:YKK AP㈱

     

    今回ご紹介した耐風シャッターは、単なる台風による災害対策だけではなく、
    防犯、省エネなど、より豊かな暮らしを作り出す一つの設備とも言えます。

    新しい生活様式としてお住まいで過ごす時間が長くなると共に、より大雨や台風による災害が起きやすくなっているからこそ、
    大切なお住まいを守ること、そして快適な生活を送る環境を作ることを両立することが求められています。
    快適な暮らしを実現するためにも、飛来物対策含め、今一度災害への備えについて見直されてみてはいかがでしょうか?

    ただし、今回取り上げた耐風シャッターの設置も含め、様々な選択肢があると共に、その分改修費用も掛かります。
    その中でお客様に最大限のご満足をご提供できるリフォームを実現すべく、
    建築のプロフェッショナル集団として、お客様に寄り添い、お客様の一歩先を見た+αのご提案+設計・施工を行います!

    「特に風が吹き込みそうなところはどこか」「防犯性も含めれば、どこに優先的にシャッターを取り付けるのが良いか」など、
    お客様のご要望やご予算を伺った上で、お客様がより安全・安心に暮らせるお住まいにできるような、設計・提案を行います!

    お住まいをよりよくする為のリフォームについて、お悩みがある方は、どうぞご遠慮なくお問い合わせくださいませ!

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