※竹林亭ショールーム、向山庵は現在見学を休止しております。ご了承ください。
向山庵全体図
四季折々を愉しむ
土間庇の下から竹林亭を振り返れば、四季折々の景色が愉しめる庭が望めます。
気持ちの良い風が駆け抜ける中で、心落ち着くひとときを感じることができます。
水屋
今で言う台所に相当する水屋。数寄屋造りが確立した当時の原風景を感じさせるような造りにすることで、
家電製品に囲まれた現代から離れ、心落ち着く空間になりました。
勝手水屋
茶室で客人に茶を振る舞うのに欠かせない勝手水屋。水屋と別々に設けることで、広々と活用できるだけではなく、
客人にも水場などが直接見えにくくするといった効果もあります。
仄暗い部屋にも暖かな日の陽が差し込む
客人をもてなす茶室は、非日常を演出しまた「侘び寂び」が持つ精神性を表現するために、部屋全体を仄暗く設計しています。
外の風光明媚な景色を愉しむために設けられた丸窓からは、暖かな日の陽が差し込み、穏やかなひと時を演出します。
窓による光の演出
非日常を演出するために仄暗く設計された茶室ですが、窓を広く開けることで日の陽を存分に取り入れられます。
ニジリ口、下地窓を意図的に配置し、茶を点てる亭主や茶道具などの美しさにスポットライトが当たるような工夫が。
静寂かつ清浄な景観のなかで
客人が亭主の呼び出しがあるまで待つ休息所である腰掛待合。先客が茶を愉しんでいるのを待つ中で、その様子を伺いつつ、
土間庇の横に広がる四季折々で顔が変わる庭先を眺めながら、まるで小旅行に来たような風景をお愉しみいただけます。
日常から非日常へ誘う境界
ニジリ口は単なる茶室に入るための「入口」ではありません。茶のひとときという優雅な非日常の期待感を高め、
そして客人をもてなす茶室の景色の素晴らしさを、茶室へ訪れた瞬間に味わうことができます。
経年のゆとりを感じる露地
茶事に呼ばれた客人が茶室に入る前に通る露地は、客人が日常を離れて非日常である茶事に入り込んでいくための装置。
蹲、中門、飛び石を経て歩いていくことで、普段感じることのない落ち着いた空気をゆったりと味わうことができます。
格式と重厚感を与える和風門
家の顔とも言える門。今でこそ数は少なくなりましたが、この数寄屋門は一目で格式と重厚感を訪れる人に感じさせ、
門だけではなく中の建物に対する期待感を高めさせてくれます。
自然と調和した意匠
数寄屋造りの魅力は、軽快で無駄を極限までそぎ落としたシンプルなデザインを取り入れていること。
無駄な加工をしないからこそ、自然本来の風味を家に取り入れ、木目の美しさや経年劣化の変化を愉しむことができます。
所在地 | 愛知県岡崎市洞町向山23番地8 ※岡崎IC出口より豊橋方面へ出て、 最初の信号(大平町新寺)を左折。 東名高速道路のガード下を2つくぐり、 すぐ先の側道を左折。側道沿い。 |
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