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暑い夏を乗り切るリフォームのご提案(その2)~窓からの熱を防ぐには?~

前回紹介記事(暑さの原因と対策について)はこちら
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6月末の猛暑から一転し、7月の頭は台風の影響で一旦暑さが落ち着いたようにも見えましたが、
また7月中旬にかけては、依然として湿度も高く、また暑い日が続く予報が出ています。

まだまだ暑さに対しては油断ならない時期ではありますが、一方でこの暑さは今年だけのものとは限りません。
光熱費の高騰も続くかもしれないことを考えて、今回を機に今一度、遮熱対策を見直されてはいかがでしょうか?

そこで今回は、一番「熱の出入り」が多い、窓の遮熱対策について、ご紹介します!
「出入り」と銘打った通り、実はこの対策は光熱費が高くなりやすい「冬」にも効果的です。
快適な住まい・暮らしを実現するためにも、今一度見直してみてはいかがでしょうか?

熱の73%が窓(開口部)から入ってくる中で、暑さ対策としては、いかにこの熱を室内に入れさせないかが、
暑さ対策の第一のカギ。
SUGIBAYASHIがご提案する、具体的な窓から入ってくる熱対策としては、主に下記があります。

  •  ①窓からの直射日光を遮る
      ⇒ブラインドやサンシェード、すだれなどを設置!
  •  ②窓廻りの断熱性を高める
      ⇒既存のアルミサッシから、断熱性能に優れる樹脂サッシ、木製サッシなどに交換!
  •  ③窓自体の断熱性(遮熱性)を高める
      ⇒断熱性能に優れるLow-Eガラス、Low-E複層ガラス、Low-Eトリプルガラスなどに交換!

上記①~③それぞれの特徴やメリットについて、これからご紹介します!

①窓からの直射日光を遮る


一番お手軽にできる対策方法です。
今ではホームセンターやネット通販にも多数取り揃えられており、お客様の趣味・志向に合わせて選べるのも
魅力の一つです。それぞれの特徴をまとめると、次の表のようになります。


 

お手軽にできるので即効性はありますが、実は改善効果としては10%前後と少なめ。
これだけでは暑さ対策としては十分とは言えないので、次の②・③の対策と併用することをオススメします!

②窓廻りの断熱性を高める


外部からの熱の侵入を防ぐ、また外へ熱が逃げることを防ぐ観点では、
(1)窓廻りの断熱性を高めること、
(2)窓自体の断熱性・遮熱性を高めることが対策のポイントとして挙げられます。

最近着目されてつつあるのが、(1)の窓廻りの断熱性を高めること。
過去より安価で使い勝手のよいアルミサッシが主流となっていましたが、
SDGsなどといった、近年の環境意識への高まり、そしてデザイン性重視の傾向もあって、少しずつ他素材のサッシに変更される方も増えてきています。

それぞれのサッシの特徴をまとめると、次の表のようになります。

 

(注)熱貫流率は、窓開口部、複層ガラス+10mm以上厚で計算(出典:YKKAP 開口部の仕様別熱貫流率とYKKAP対象製品一覧)

※サッシの交換にかかる費用については、窓の大きさや、交換の工法によって異なります。
日中窓からの熱が多いなど、お困りの方はどうぞお気軽にお問い合わせくださいませ!

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アルミサッシ⇒樹脂サッシへの変更により、断熱性の指標の一つである熱貫流率が25%程度改善しています。
サッシから伝わる熱を少しでも減らすことが、夏でも快適な生活を送る上でも一つ重要なポイントです。

③窓自体の断熱性(遮熱性)を高める


窓廻りの断熱性を高めることに加え、技術の進歩を遂げているのが、窓自体の断熱性・遮熱性を高めること。
高機能の窓ガラスを用いれば、夏でも冬でも冷暖房を最小限に快適な生活を送ることも可能となり、よりエコな生活を送れます。

それぞれの窓ガラスの特徴をまとめると、次の表のようになります。

 

(注)出典:YKKAP 開口部の仕様別熱貫流率とYKKAP対象製品一覧

※窓の交換にかかる費用については、窓の大きさや、交換の工法によって異なります。
日中窓からの熱が多いなど、お困りの方はどうぞお気軽にお問い合わせくださいませ!

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従来の単板ガラス⇒Low-E複層ガラス、Low-Eトリプルガラスなどへの変更により、熱貫流率が68~73%程度改善しています。
更に遮熱性の高い窓へ変更することにより、遮熱性能も最大で約2.7倍にまで向上します。
より室内へ照り付ける日差しや紫外線抑制を抑制も期待できます。
室内へ光を採り入れる窓から伝わる熱、そして当たりすぎる日差しの量を減らすことは、
夏でも、そして冬でも快適な生活を送ることに繋がります。

各種対策を組み合わせて実施することによる効果


これまで述べてきた①~③の対策を個別に実施することでも効果はありますが、
オススメなのは、上記①~③の対策を組み合わせて実施すること。
更に遮熱性・断熱性を高め、より快適な住まいづくりに繋がります。

一例として、②・③のサッシ・窓ガラスを変更した場合の熱貫流率(断熱性能の指標)をまとめると、次のようになります。

 

(注)出典:YKKAP 開口部の仕様別熱貫流率とYKKAP対象製品一覧

アルミサッシで、単板ガラス⇒Low-Eガラスに変更した場合、熱貫流率は1.87倍に改善したのに対し、
加えてサッシも樹脂サッシに変更することで、熱貫流率は元々の3.43倍にまで大幅に改善されています。
したがって、ガラス・サッシそれぞれ単体だけの交換よりも、両方を合わせて交換することが、お住まいの断熱性を改善させる為にも大切だと言えます!

一方で夏でも(冬でも)快適な住まいを実現すべく、窓の改修を考えた際に問題になるのが、「費用」の問題。
SUGIBAYASHIでは、立地等の条件を踏まえ、よりお住まいを快適に過ごせるようにする為に、更に+αを行く提案として、対象窓の選定(優先順位付け)、予算を考慮した改修内容のご提案を行います!

窓の改修一つとっても、様々な選択肢があります。その中でお客様に最大限のご満足をご提供できるリフォームを実現すべく、建築のプロフェッショナル集団として、お客様に寄り添い、お客様の一歩先を見た+αのご提案+設計・施工を行います!

窓の断熱改修に限らず、お住まいをよりよくする為のリフォームについて、お悩みがある方は、どうぞご遠慮なくお問い合わせくださいませ!

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次回は、家の中の暑さ対策のもう一つの軸である、部屋の温度差を無くす対策についてご紹介します!