竹林亭の数寄屋門から、眺めた一枚。
夏は「竹林亭」の名の通り、若竹の緑が青々としていますが、
秋の時期は庭先にある紅葉が色鮮やかに庭を彩ります。

秋ならではの澄んだ青空と紅葉のコントラストを見ると、
慌ただしい日常から離れた、落ち着いた風景を愉しめます。

中庭から外を見渡せば、築山と共に青空を眺められます。
夏が過ぎ、秋が深まることで、庭先の木々も葉を落とす中、
この築山と共にある一角は、変わらず青々とした竹の風情
を感じることが出来ます。

その中庭から一本奥に入った先には、南天の実がなっています。
今の時期はまだわずかな数ですが、南天の実を見る度に、
いよいよ本格的な冬の訪れが近いことを感じさせます。

庭先から向山庵を眺めた一枚。
落葉樹が多いこの庭先では、冬の訪れが近づくと共に、
やや寂しさを覚える部分もありますが、一方で
四季折々で見せる顔の違いを感じることもできます。

一方で池から紅葉のある橋側を見渡せば、また違う
庭の景色を眺めることが出来ます。赤く色づく紅葉と、
緑に映える竹と松、それぞれの色の対比がまた、
秋の訪れを改めて感じさせてくれます。