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地震に備えた耐震補強(その1)~東南海地震に備えて~

この度福島県沖を震源とする地震により被害を受けられました皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

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日本は歴史的にも地震の発生・被害が多い地震大国とも呼ばれ、まさにいつ起こるか分からない大きな地震。
東日本大震災、熊本地震、北海道胆振東部地震など、近年地震による被害が数多く報じられています。
そして昔から愛知県や静岡県を中心に、「東南海地震」の発生の危険性が指摘されています。

お住まいの建物について、こんな不安や疑問をお持ちではありませんか?

  • ・東南海地震の発生確率・被害予想は?
  • ・耐震診断って必要?
  • ・我が家の耐震性は大丈夫?
  • ・耐震補強工事ってどんな方法がある?


スマホやSNSの普及によって、より地震が身近に感じられる時代になったからこそ、
今一度今住まわれているお住まいへの地震に対する備えについて考えてみませんか?

①過去の地震による住宅やブロック塀倒壊の事例


過去の地震による痛ましい被害の例として、住宅の倒壊やブロック塀の倒壊などが挙げられています。
テレビや新聞記事、SNSなどを通じてご覧になったことのある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 

     2016年 熊本地震による住宅倒壊事例

 

     2016年 熊本地震による住宅倒壊事例

 
 

     過去の地震によるビルの窓破損事例

 

     過去の地震によるブロック塀倒壊事例

 

愛知県、静岡県を始めとした地域で発生が予想されている東南海地震では、上記地震を超える被害予測もなされています。
地震が起きてからでは遅いので、起きる前に今一度今のお住まいの安全性の確認・確保が何よりも重要になってきます!

②東南海地震の発生確率・被害予想は?(岡崎市)

東南海地震は過去より発生予測や震度予測などの研究が盛んに行われ、国や県から下記のような調査結果が報告されています。

 

出典:全国地震動予測地図
東南海地震による震度6強以上の揺れが発生する確率。
震源の位置及び地盤の状態によっても変わりますが、
40~70%程度の発生確率が予想されています。
6弱以上にまで範囲を広げると、90%近くまで高まる予想も。

 

出典:愛知県防災安全局
過去地震最大モデルによる愛知県の震度予測。
岡崎市中心部では6弱~6強の揺れの発生が予想されています。

 

加えて、岡崎市における東南海地震に関する調査結果についても、下記の通り報告されています。
※調査結果の詳細については、「岡崎市 防災ガイドブック」(岡崎市 市民生活部 防災課発行)をご参照ください。

  • ・岡崎市西部(矢作川周辺)では、矢作川に沿って柔らかい沖積層が分布
  • ・最大震度は一部地域で震度7の発生が予想され、特に岡崎市西部で震度6強~7が予想
  • ・液状化の発生は川の位置と土地の柔らかさとの関係が深い傾向にあり、矢作川周辺で液状化リスクが高い予想も
  • ・建物被害予測も、液状化リスク・最大震度との関係が深い傾向にあり、一部甚大な被害予想も


いつ何時起こるか分からない大地震。「備えあれば憂いなし」と言われるように、万全な備えをすることが大切です!

③:耐震診断って必要?我が家の耐震性は大丈夫?

大地震による家屋被害の発生、そして時代の変遷によって、建物における耐震に関する基準も変わってきています。


旧耐震基準(1981年(昭和56年)5月末以前)と新耐震基準(1981年(昭和56年)6月以降)の違い


旧基準の規定は、中規模の地震(震度5程度)倒壊しないこと、大規模な地震(震度6~7程度)では特に規定がありません
一方新基準の規定は、中規模の地震(震度5程度)で軽微なひび割れに留め、大規模な地震(震度6~7程度)で倒壊しないこと、
とされています。

では、旧耐震と新耐震それぞれの基準の違いで、地震に対してどれぐらい違いがあるのでしょうか?
1995年に発生した阪神淡路大震災の被害調査結果から、その違いが見て取れます。

※出典:国土交通省 住宅・建築物の耐震化について

この調査結果から分かることとして、

  • ・震災で亡くなられた方の約88%が、家屋・家具類等の倒壊によるもの
  • ・旧耐震(昭和56年以前)と新耐震(昭和56年以後)で、家屋の中・大破率が約2.5倍強の違い
  • ・大破だけで見れば、旧耐震(昭和56年以前)と新耐震(昭和56年以後)で、約3倍強の違い
  • ・現在の耐震基準を満たさない昭和56年以前の建物に被害が集中

よって旧耐震基準(1981年(昭和56年)5月末以前)の建物は、今後起こり得る東南海地震に備えた対応が欠かせません!



そこで岡崎市では、下記のような耐震診断実施に関わる補助制度が設けられています!(2020年度時点)

  • ・旧耐震基準(1981年(昭和56年)5月末以前)の木造住宅:岡崎市での無料診断対象(一部例外有)
  • ・旧耐震基準(1981年(昭和56年)5月末以前)の非木造住宅(鉄骨造、鉄筋コンクリート造など)一部補助金有

詳細は岡崎市HPをご参照ください!

またそれ以外でも地震に対する備えにご不安のある方は、どうぞ弊社までご相談くださいませ!

これまでのお住まいにおける数多くの耐震診断の実施や、お住まいだけでなく学校や工場などへの耐震補強工事を施工してきた実績がございます。
お客様へのご要望のヒヤリング及び現地調査の結果を踏まえ、お客様に最適なプランをご提案させて頂きます!

④:耐震補強工事ってどんな方法がある?

次回、過去に施工させて頂いた耐震補強工事(お住まい)の施工事例をご紹介します!
耐震性を向上させながら、お客様の思い出がたくさん詰まったご自宅がどのように生まれ変わっていったのか、お楽しみに!

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